宇野昌磨選手をはじめ、宮原知子選手と本郷理華選手にとっても
チームチャレンジカップは15-16シーズンにおいて
最後の演技となりました。
もちろん日本選手に限らず、TCCに出場した全員の
シーズン集大成になります。
だからシーズンベストを記録したり
会心の演技となるプログラムが
いくつもTCCは披露されましたよ。
TCC2日目となるフリーFSで
やはり注目度ナンバーワンは宇野昌磨選手!
昨日のショートSPに続き、冒頭のジャンプに
大技の4回転フリップを成功させました。
またしても4回転フリップに、出来栄え点GOEが0.40加点され
むしろ初見ではFSの方がクリアな気はしたけど。
これは何度か映像で見直さないと、まだ判断しにくいですね。
今のところ試合で4回転フリップにチャレンジすると
着氷は踏ん張り感が目立ちます。
でも宇野昌磨選手なら、しだいに改善して
いずれクリアになるだろうと期待できるジャンプです。
なんといっても2日続けて成功させることに、大きな意味があり
こうやって安定感を増していくのだろうし。
こうなると来シーズンは、いよいよ羽生結弦選手により
さらに精度の高い4回転ループが期待できる予感!
おそらくシーズン最初から狙ってくるはず。
きっと羽生結弦選手は、TCCの宇野昌磨選手の演技に
大いに刺激を受けただろうな~
今シーズンも前哨戦ジャパンオープンにより
まず宇野昌磨選手が後半4T+2Tコンビネーションジャンプを
決めたことは、かなり羽生結弦選手に影響を与えたみたいだし。
NHK杯は、たまたまボーヤン・ジン選手がエントリーしたことで
羽生結弦選手は4回転ルッツに
刺激されたような報道が多かったけど。
それ以上に宇野昌磨選手や、パトリック・チャン選手が
大きな存在という感じがしちゃいますけどね。
しかもTCCの宇野昌磨選手はFSジャンプ構成がスゴ~イ!
4F、3A+3T、3Lz、3Lo、3S、4T、4T+1T、3A+1Lo+3F
特に後半の4T、4T+1T、3A+1Lo+3Fは他でみたことないくらい!
FSで4回転のうち、後半2本って!
もちろん4回転フリップも凄いけど
ハーフループ3連続ジャンプの組み合わせは斬新ですよね~
さらに4T+1Tのコンビネーションジャンプとは
ひょっとして1Tは、ザヤ回避のリカバリーなのでしょうか?
笑顔で宇野昌磨選手が演技してたのが伝わるほど!
ちなみに世界歴代FS最高得点は
もちろんグランプリファイナルの羽生結弦選手による219.48点。
そのジャンプ構成にも注目してみます。
4S、4T、3F、4T+3T、3A+2T、3A+1Lo+3S、3Lo、3Lz
これも当然ながら相当の高難度レベルですが
今回の宇野昌磨選手は、それ以上の組み合わせじゃないかな?
ただ残念なことにTCCは非公認ですが
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宇野昌磨選手はFSパーソナルベスト192.92点を記録します。
宇野昌磨選手にとって公認ISUパーソナルベストFSは
今シーズンのGPFによる190.32点。
今回のFS192.92点はスポーツメディアによると
またしても世界歴代最高得点の4番目になるみたい。
昨日の宇野昌磨選手によるSPは世界歴代最高得点の4番目らしく
それ以上は、すべてを羽生結弦選手が占めます。
今回も羽生結弦選手のFSに注目してみると
さっき書いたとおりに、まず今シーズンのGPFが219.48点。
次いでGPシリーズNHK杯が216.07点。
そうなるとハビエル・フェルナンデス選手の
ボストンワールドがFS216.41点、あとユーロが200.23点。
ひょっとしてパトリック・チャン選手の四大陸フィギュアは
203.99点なので、ちょっとメディア情報は間違いかも~
おそらく上位選手では4番目の記録とすれば
よかったんじゃないかな?
昨日のSPについても、一部スポーツメディアでは
世界2位に相当という記事があったし。
宇野昌磨選手は試合後のインタビューでも答えていましたが
シーズン最後の試合がTCCで良かったと。
15-16シーズンを笑顔で終えることになり
「自分でもまだまだ点が伸びると思う。上があると実感できた」
と発言しています。
あの世界フィギュア選手権で不本意であろう出来ながら
演技直後から出し切った感により
キスクラで放心状態のまま涙の表情に、強く心を揺さぶられ
FSの宇野昌磨選手に視線を奪われた視聴者が多いはず!
そこから少しだけ時間が流れ、やや緊張が解けたTCCは
さっそく次々と新しいチャレンジを試みるとは
アスリートとして、素晴らしい意識の高さですね。
しかもGPシリーズの会見で「守らず」を目標にしましたが
その言葉通りに、最後まで攻める姿勢を貫き
宇野昌磨選手がシニアデビューのシーズンを
笑顔で終えたことが何より、観ている側まで嬉しいこと!
このまま宇野昌磨選手のモチベーションを維持すれば
来シーズンはトータルスコア300点超えは
かなり現実的であり、手の届く範囲の記録でしょうから。
ただメディアを中心に不安になるのは、四大陸の直前のように
散々持ち上げておいて、表彰台に届かないだけで
手のひらを反すような真似は止めてほしい!
今の状態を必ずキープできるとは限らないし
選手は誰でも、調子に波があって当然ですからね。
さらに宇野昌磨選手が登場するたびに
メディアは4回転フリップのことばかり質問するとか
すでに想像がつくから、ホントに止めてほしいですよね!
とTCCについて書き始めたら
つい宇野昌磨選手のことに集中してしまいました。
なのでナムくんの衝撃的な出来事をはじめ
宇野昌磨選手以外のTCCは、まだつづく~
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