グランプリシリーズ第5戦の中国大会は
夕べのうちに競技は終了しました。
地上波でも深い時間ですが、放送されたので
すべて結果は判明しています。
そして残る試合は、いよいよ日本大会となるNHK杯のみ!
第5戦が終わると同時に気になるのが
グランプリファイナルの出場権をかけたポイント表になります。
最終戦のNHK杯は
満を持して、登場の羽生結弦選手の戦いについて
占うことになるポイントにも注目してみます。
その前に、中国杯の結果について。
女子のFSでは、ほとんどの選手がジャンプ構成が変わったので
もちろんリカバリーなど考慮されますが、一応参考までに。
カップオブチャイナ 女子FS結果
1位 エレーナ・ラジオノワ ロシア 総合205.90点
FS1位 135.15点
技術点TES 65.50点、演技構成点PCS 69.65点
SP2位 70.75点 TES 36.81点、PCS 33.94点
FSジャンプ構成
3Lz+3T、3F、3Lz+1Lo+3S、3Lo+2T、2A、3Lo、2A
3Lz、3F+3T、3Lz+1Lo+3S、3Lo、2A、3Lo、2A ロシア大会
2位 ケイトリン・オズモンド カナダ 総合196.00点
Mimi Tells Her Story バレエ「ラ・ボエーム」より
FS3位 123.80点 TES 57.27点、PCS 67.53点、減点1.00点
SP1位 72.20点 TES 38.87点、PCS 33.33点
FSジャンプ構成
3F+3T、2A+3T、3Lz、3Lo、3F、3S+1T+2Lo、2A
3F+3T、2A+2T、3Lz、3Lo、3F、3S+2T+2Lo、2A カナダ
3位 エリザベータ・トゥクタミシェワ ロシア 総合192.57点
FS2位 127.69点 TES 63.11点、PCS 64.58点
SP4位 64.88点 TES 33.88点、PCS 31.00点
FSジャンプ構成
2A、3T+3T、3F、3Lz+2T+2Lo、3Lo、2Lz、3S+2A+SEQ
3T、3Lz+2T+2Lo、3F+2T、3Lo、3Lz、3S+2A、1A カナダ
4位 三原舞依 総合190.92点
FS4位 122.44点 TES 59.87点、PCS 62.57点
SP3位 68.48点 TES 37.37点、PCS 31.11点
FSジャンプ構成
3Lz+3T、3F、2A、2A+3T、1Lz、3Lo、3S
3Lz+3T、3F、2A、2A+2T、3Lz+3T、3Lo、2S アメリカ
5位 本郷理華 総合181.75点
FS6位 118.12点 TES 56.51点、PCS 61.61点
SP6位 63.63点 TES 33.20点、PCS 30.43点
FSジャンプ構成
3F++2T+2Lo、2Lo、3Lz、2A+3T、2A+3T、3F、3S
3F+3T、3Lo、3Lz、2A+3T、2A+2T+2Lo、3F、3S カナダ
6位 アシュリー・ワグナー アメリカ 総合181.38点
FS7位 117.02点 TES 48.46点、PCS 68.56点
SP5位 64.36点 TES 31.10点、PCS 33.26点
FSジャンプ構成
2A、3F+3T、2A、3Lo+1Lo+3S、3F、3Lo、3Lz
2A、3F+3T、2A、3Lo、3F、3Lo+1T、3Lz+2T アメリカ
日本女子の2選手は、残念ながら表彰台に届かず。
ロシア女子の2選手が意地をみせ
トゥクタミシェワ選手はAクラスの国際試合では
昨シーズン、スケートカナダ以来の表彰台では?
FSの選曲を昨シーズンに戻したことでも
意気込みが伝わります。
衣装もトゥクタミシェワ選手らしいダークトーンに
生地がまとわりつくような独特の
幻想的なデザインのなかでも、秀逸な芸術性!
近年のトゥクタミシェワ選手のなかでは、一番好きな衣装かも。
そして、ラジオノワ選手がFSでも笑顔で終わり
カナダのケイトリン・オズモンド選手と共に
グランプリファイナル進出が確定!
女子の表彰式の動画
カップオブチャイナ 男子FS結果
1位 パトリック・チャン カナダ 総合279.72点
FS1位 196.31点 TES104.31点、PCS 93.00点、減点1.00点
SP3位 83.41点 TES 38.92点、PCS 44.49点
FSジャンプ構成
4T+3T、3A、4S、4T、3A+2T、3Lo、3Lz+2T+2Lo、3F
4T+3T、3A、4S、3T、3A+2T、3Lo、2Lz+2T+1Lo、2F カナダ
2位 ボーヤン・ジン 中国 総合278.54点
FS2位 182.37点 TES104.57点、PCS 78.80点 減点1点
SP1位 96.17点 TES 57.02点、PCS 39.15点
FSジャンプ構成
4Lz、4S、3A+1Lo+3S、4T、4T+2T、3Lz+3T、3A、3F
スケートアメリカと同じ
3位 セルゲイ・ボロノフ ロシア 総合243.76点
FS4位 160.83点 TES 81.89点、PCS 78.94点
SP4位 82.93点 TES 44.36点、PCS 38.56点
FSジャンプ構成
4T+3T、3A+2T、3T+3T、3A、3Lz、3S、3Lo、2A
4T、3A+2T、3T+3T、3A、3F、3Lz、3Lo+2T+2Lo、2Aアメリカ
4位 マックス・アーロン アメリカ 総合242.74点
5位 ハン・ヤン 中国 総合230.19点
ボーヤン・ジン選手を逆転した形で
パトリック・チャン選手が優勝!
しかもパトリック・チャン選手は、ついにTES100点超え。
ボーヤン・ジン選手と、TESが僅差というのも注目点ですね。
3位に入ったボロノフ選手が、話題になりにくいけど
演技としては全体的に良かった気がします。
コフトゥン選手など、ロシア男子の若手が結果を残せないなか
ダークホース的なボロノフ選手が大活躍でした!
ボーヤン・ジン選手の中国での人気はFSでも目立ち
世界的に注目された、上海ワールドの羽生結弦選手を思い出す!
もちろん羽生結弦選手の大量プレゼントに敵いませんが。
ぬいぐるみ使いも、羽生結弦選手をほうふつさせますが。
くま扱いは、まだまだ羽生結弦選手に達しないけど
そこもボーヤン・ジン選手なりのかわいいリスペクトを感じた!
男子の表彰式の動画
そして演技中のボーヤン・ジン選手は普段着のような
ボーダー衣装と思ったら、腹チラしてた。
衣装用に作ったのか謎だけど
ベストがないと、出ちゃうのかな~?
上はスケートアメリカ。
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しかし、それ以上に不思議なのが衣装について
今回は厳格化の流れかと思えば
ボーヤンの腹チラにはお咎めなしか~
ジャッジアピール成功?か!って。
そんなわけないだろうけど、ボーヤンはかわいい~♪
本郷理華選手の衣装はセクシーすぎると
勝手に勘違いする意見が多かったのに。
ちなみに本郷理華選手の衣装はスケートカナダから
大きな変更はなく、やはり昨日も触れましたが
落下物の疑いだった気がする!
もちろん中国大会で本郷理華選手のFSは
衣装について、何の指摘もありません!
三原舞依×本郷理華SP中国杯とGPSスケカナ衣装の指摘その後
あまり素肌の露出の多いものや、裸体を連想させる衣装は
ルール違反という視点の勘違いでしょうが。
ボーヤンの腹チラは指摘せず
代わりにマックス・アーロン選手の衣装が
お気に召さないようで、ホントに今回のジャッジは謎~
こんなことになると思わず、最初そこまで注目してなかったけど
プロトコルの左下の欄。
まず第1戦のスケートアメリカでアダム・リッポン選手のSP。
Costume/Prop violation: (1 of 9)
なるほど~
第4戦ロシア大会で、いよいよマックス・アーロン選手が登場。
そのSP。
Costume/Prop violation: (2 of 10)
さらにマックス・アーロン選手はFSでも指摘がみられます。
Costume/Prop violation: (2 of 10)
そして、またまたマックス・アーロン選手は
今回の中国大会で、まずSP。
Costume/Prop violation: (2 of 10)
なおかつマックス・アーロン選手はFSでも
Costume/Prop violation: (2 of 10)
まさに、この衣装なんですけどね!
ことごとくマックス・アーロン選手に厳しい指摘ですが
このジャッジは、まさか全部同じ人物かな~?
まだリッポンへの指摘は、理解の範囲だけど。
マックス・アーロン選手は何故に?
つい吉平さんTwitterに共感しちゃいますが!こちら
そんなにマックス・アーロン選手の衣装はダメかな~?
SPのようなタイプはシンプルといえば聞こえがいいけど
飾り気のない衣装ばかりでは、かなり魅力は半減すると思う。
心理的にも指摘したくなるのは分かるけど
だからとルール違反となれば、そうかな?ですよね~
平和な頃の、マックス・アーロン選手の笑顔。
この衣装もジャッジによってはダメらしい!
やはり一番参考になったのは
衣装デザイナーの伊藤聡美さんの意見です。
さて、みんなが気になる羽生結弦選手のNHK杯ですが
すでに5日後に迫り、もうカウントダウン状態!
もしかしたら帰国しているかもしれませんが
練習に集中できますように。
気になるグランプリファイナルの出場は
中国大会が終了した時点で、男女3つの席が埋まります。
ハビとパトリック・チャン選手は、1位が2戦で
ともにポイント30。
続いて、宇野昌磨選手がポイント28で
ここまで男子の確定ライン。
次に暫定順位として、アダム・リッポン選手が2戦終わって
ポイント22で、現在は4位につけます。
この位置にNHK杯から、何選手が飛び込んでくるか?
NHK杯に参戦組で、ポイントトップは
ジェイソン・ブラウン選手と羽生結弦選手のポイント13。
続いてイスラエルのオレクシイ・ビチェンコ選手がポイント11。
注目のネイサン・チェン選手はポイント9で
ロシア男子のミハイル・コリヤダ選手と並びますね!
このくらいがボーダーラインとみられますが
minmiさんのTwitterがわかりやすいですね。
こちら参考minmiさんのTwitter
羽生結弦選手は、表彰台に届けばファイナル進出は決定ですが
4位でも条件次第で可能性は高く、その場合は
少~しだけジェイソン・ブラウン選手の方が有利だけど僅差。
順位が最優先され、もし同ポイントなら点数が対象になります。
それに羽生結弦選手と共に、表彰台に届く可能性が高いと
ジェイソン・ブラウン選手にも期待する人が多いのでは?
ジェイソン・ブラウン選手は
スケートアメリカ2位で総合268.38点
羽生結弦選手は、スケートカナダ2位で総合263.06点
オレクシイ・ビチェンコ選手は、ロシア大会3位で総合255.52点
ネイサン・チェン選手は、フランス大会4位で総合264.80点
羽生結弦選手は自分のイメージ通りに滑ることに徹すれば
きっと何の問題なく、GPファイナル進出は叶うだろうし!
女子も、中国大会が終わった時点で3選手が確定です。
ロシアから、まずエフゲーニャ・メドベージェワ選手が
2戦優勝でポイント30。
ラジオノワ選手がポイント28。
ケイトリン・オズモンド選手がポイント26。
暫定は、現在4位がアシュリー・ワグナー選手でポイント20
スケートアメリカ優勝が活かせなかったのが、もったいない!
同じくトゥクタミシェワ選手、三原舞依選手の順で
ポイント20は並びますね。
アシュリー・ワグナー選手の上位に来るであろう
NHK杯メンバーをみると
まずロシアのアンナ・ポゴリラヤ選手がポイント15。
マリア・ソツコワ選手がポイント13。
次に、日本女子の樋口新葉選手と
宮原知子選手で、同じポイント11か~
ん~、できれば日本女子の2選手ともにいってほしいから。
しかも上位の有力候補が4選手って、微妙!
単純計算するとロシア女子は
もし3位でも、ポゴリラヤ選手がポイント26
ソツコワ選手がポイント24。
もし4位なら、ポゴリラヤ選手がポイント24
ソツコワ選手がポイント22。
日本女子はどちらも3位に届けば
ポイント11がプラスされ、ポイント22。
日本女子は2位なら24、1位なら26。
ポゴリラヤ選手は4位でも24
ソツコワ選手は3位なら24で大混戦か~
もし、ソツコワ選手が4位なら22だから
この条件で、日本選手が3位なら同じ22。
ポゴリラヤ選手は、ロシア大会1位で総合215.21点
ソツコワ選手は、フランス大会2位で総合200.35点
樋口新葉選手は、フランス大会3位で総合194.48点
宮原知子選手は、スケートカナダ3位で総合192.08点
ん~どうも日本女子は1選手どちらかに絞られる確率が
もっとも高いような~
でも、その1枠を確実に手にしてほしい!
でもでも日本選手がワンツーで、ポゴリラヤ選手が3位なら
まったく問題なくファイナル進出なのでしょう!
だから、さっとんと新葉ちゃん1位と2位をお願いー
これは女子も全力応援しちゃう!
羽生結弦選手と宮原知子選手16-17シーズンのスケートカナダ
メドベ恋するスケカナ女王ユーリ!!! on ICE女子編ロシア日本対決?
樋口新葉選手シニアデビューのフランス大会
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